vol.8 新築にぜひ採り入れたい間接照明で失敗しないポイント

ワンランク上の暮らしを

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ドラマや映画に出てくるリビングや、おしゃれなバー、レストランでよく見かける間接照明。自分の家を建てたらぜひ取り入れたいと思っている方は多いでしょう。しかし自己流ではどんな部屋や場所に向いているのか、どんなアクセントをつければいいのかなどわからないことも少なくありません。ただお部屋が暗くなってしまっただけで生活しづらい……なんて失敗はしたくないですよね。そこで今回は、間接照明で失敗しないためのポイントをご紹介します。

間接照明とは?

そもそも間接照明とはどういったものなのでしょう? よく対比されるのが間接照明と局部照明。局部照明とは、ダイニングテーブルや飾り棚などある特定の場所だけを照らす照明を指します。これに対し間接照明とは、光源の光を天井や壁などに当て、その反射光によって部屋を間接的に照らすものです。

間接照明のメリットとは?

一般的な住宅において間接照明を使うことのメリットは、やっぱりおしゃれな空間を演出できる点ですよね。渋めのバーや高級感のあるホテルなどで間接照明が多く使われていることからもわかるように、一般住宅でも間接照明を使うことでおしゃれ空間を叶えることができます。また一般的なシーリングライトを使った部屋に比べ、高級感を演出できる点も間接照明に人気が集まる理由の一つ。

ほかにも間接照明で部屋全体を少し暗めにすることでリラックス効果を得たり、低い位置から天井を照らしたりすることで部屋を広く見せる効果もあります。

間接照明でよくある失敗

新しく建てた家で間接照明にチャレンジしてみたものの、初めての経験だったため、理想とはほど遠く、部屋が暗くなってしまっただけでうまくいかなかった……といったこともありえます。ここでは間接照明で失敗してしまう例をいくつかご紹介します。

[失敗1]窓ガラスに光がうつりこんでしまっている

たとえばガーデニングが趣味で、間接照明を使ったリビングルームから美しく整えた庭を眺めることを夢見たものの、間接照明の光が窓ガラスにうつりこんでしまい、肝心の庭がよく見えないといったこともよくある失敗の一つです。

[失敗2]間接照明の先に家具やエアコン、掛け時計などを配置してしまっている

間接照明が照らす先の天井や壁には、何もないことが基本です。そうすることで間接照明の光が綺麗にグラデーション状に伸び、ムードのある空間を作り出します。逆に光の先にエアコンや家具、掛け時計などが配置されていると、アイテムそのものを照らし出すことになってしまい、見栄えが悪くなります。

こうした間接照明で失敗する一番の原因は、設計段階(間取りを決める段階)で窓や家具の配置を加味して計画的に間接照明の検討していなかったことにあります。特に、設計段階から家具配置を想定しておけば、窓やコンセント、スイッチなどが家具でかぶってしまうことを防ぐことができます。失敗しないコツとしては間取りと家具配置が大体決定してから間接照明によってどのような演出をしたいか考えるのがポイントです。

間接照明はどんな部屋に向いているの?

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基本的に間接照明はどんな部屋でも効果的な使い道がありますが、部屋の目的に合った照明を第一に考えましょう。たとえば小さなお子様向けの部屋は、勉強や読書をする機会が多いので天井付けの主照明を用意しましょう。その上で間接照明による就寝前のリラックスタイムを演出したりするのが良いと思います。ただ、床置きのスタンド照明を倒してしまったり、触ってやけどをしてしまったりといった危険があるので、小さなお子様の部屋の照明の位置は注意が必要です。

間接照明といえばリビングや寝室での使用がまず思い浮かびますが、実はトイレや浴室なども間接照明がぴったりの空間です。これらの部屋はほかに比べて狭い空間のため、照明による演出がしやすい空間といえます。素敵な小物を照明で照らすだけでも素敵な雰囲気になるので気軽に実践してみて下さい。

主照明とダウンライトと間接照明の組み合わせのコツ

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次に主照明とダウンライト、そして間接照明をうまく組み合わせるコツについてご紹介します。ダウンライトとは、天井に埋め込んで取り付ける小型の照明器具です。傘がないため掃除もほぼ不要なうえ、インテリアのテイストを選ばず、最近では安価なLEDタイプが普及しているので、LDK全体の照明がダウンライトのみといったケースも増えています。

主照明とダウンライト、そして間接照明の3つの明かりを組み合わせるコツは、シチュエーションごとに適した明かり配光をすることです。主照明は主に天井から部屋全体を照らす照明として設置し、間接照明は天井、壁面、足元をそれぞれ別々の明かりで照らします。こうすることでいくつもの表情を持った空間を作り出すことができます。

リラックスした空間演出をする際には主照明を落としてブラケット(壁付照明)で天井を照らし、フットライトで足元を照らすと部屋全体が柔らかい明かりに包まれるのでムーディーな雰囲気になります。もう少し明かりが欲しい時にはダウンライトなどで壁面を照らすなど、照明の明暗を調整できるようにすると良いでしょう。また、複数のダウンライトを設置する際には、なるべく等間隔やシンメトリーを意識して規則正しく設置するとより綺麗です。

自分なりのアイディアで家を美しくライトアップしてみましょう

今回、ご紹介した例は間接照明の効果のほんの一例です。これから建てられる家の間取りやデザイン、そして間接照明の使い方によっては、独自の美しい空間を作り出すことも夢ではありません。失敗事例やダウンライトの利用例などを参考にぜひ、自分好みの空間演出をしてみましょう。横浜、町田エリアで2×4(ツーバイフォー)による注文住宅をご検討中の方は、ぜひ「株式会社マルビシ」までお気軽にお問い合わせ下さい。

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