vol.44 壁紙(クロス)の種類とカラーの選び方(リビング・ダイニング、キッチン、寝室編)

ワンランク上の暮らしを

2018年12月6日

注文住宅でマイホームを検討する際、間取り・動線設計以外で悩みがちなのが、壁紙(クロス)の色使いではないでしょうか。「白が基調なら他はこだわらなくてもいい」と言う方もいるかもしれません。しかし、色によって身体に与える視覚的効果が異なるうえ、部屋の雰囲気を大きく変えることも可能です。そこで今回は、壁紙与える印象を中心に、それらの持つ機能性などを紹介します。

 

壁紙の材質による違い

壁紙の材質は、ビニール、紙、織物(布)、木質系、無機質系(珪藻土・漆喰など)、オレフィン系の大きく6つに分類されます。ここではそれぞれの材質について特徴や違いをご紹介します。

 

●ビニールクロス

ポリ塩化ビニール樹脂で作られているビニールクロス。現在、日本でもっとも多く使われている壁紙で、ほとんどの注文住宅で採用される標準的な仕様です。カラーが豊富であること、さまざまな模様が用意されていることのほかに、拭き掃除だけでも簡単に汚れが落とせるという特徴があります。最近は消臭、抗菌、防カビ機能を備えたものもあり、リビングはもちろん、キッチン・洗面所といった水回りや寝室など、どの部屋でも使えるのが魅力です。

 

●紙クロス

主に海外から輸入される洋紙タイプと、楮(コウゾ)、みつまた、雁皮(ガンピ)などの自然素材を使った和紙タイプ、表面をフィルムで加工した合成紙タイプなどその種類はさまざまです。

 

紙クロスはデザインが豊富で繊細な色使いが可能な為古くから欧米を中心に使われてきましたが、日本では湿気によるシミ・シワ・剥がれが出やすいこと、汚れても拭き掃除ができないなど、ほかの材質に比べその取扱いの難しさから使用を中止する建築会社も増えてきました。

 

●織物(布)クロス

木綿・麻などを使った自然素材タイプや、パルプ、ポリエステルなどを使った化学繊維タイプのほか、シルクやサテンなど紙クロス同様にさまざまな種類があります。布ならではの触り心地の良さ、自然な凹凸などその美しさにかけてはほかの材質を上回るものがあり、高級感を演出できますが、高額な上取り扱い方法も紙クロス同様難しいものとなっています。

 

●木質系クロス

薄くスライスされた天然木やコルクに、紙やアルミを裏打ちして作られたのが木質系クロスです。天然木やコルクならではのぬくもりを感じることができます。

 

●無機質系クロス

珪藻土や漆喰など古くから壁材として使われている材質や、セラミック、ガラス繊維を原料としてシート状に加工しています。「塗壁にしたいけど価格が高い……」と悩んでいる場合、比較的低価格で塗壁に近い質感を実現できます。

 

●オレフィンクロス

ポリエチレンやポリプロピレンを主原料としたクロスです。ビニールクロスに近い機能を持ちながら、燃やしても発生する有害物質がほとんどないため、環境保護の観点からおすすめです。ただし、ビニールクロスに比べ価格は高くなります。

 

部屋別おすすめのクロスと色

続いてリビング、キッチン、寝室など部屋別におすすめのクロス、色をご紹介します。

●リビング・ダイニング

一日の中でもっとも長い時間を過ごすリビング・ダイニング。食事など、家族そろって団欒する場所でもあることから、できるだけリラックスできるクロスがよいでしょう。暖色系や自然界にあるナチュラルな色味が良いでしょう。木質系のクロスもおすすめです。また、リビングダイニングは多目的に使用するシーンが多い為、もしモノトーンやブラウンなどダークな色合いのクロスを選んだ場合は、暗すぎない照明計画を立てると良いでしょう。

 

●キッチン

「掃除のしやすさ」「防カビ」「消臭」「防火」機能があるクロスがおすすめです。物が多いキッチンで柄物クロスを採用する場合は、全面ではなくアクセントとして貼ると、ゴチャゴチャせずキッチンが広く感じられます。また、色はダイニングとのつながりを意識し、同系色を織り交ぜるとまとまりが出ます。

 

●寝室

「青」「緑」「茶」などのアースカラーは視覚的に精神をリラックスさせるので寝室にピッタリです。色合いは優しいペールトーンを選ぶとよいでしょう。さらに快適な睡眠を実現するには、通気性壁紙や吸放湿性壁紙を採用すると睡眠の質を上げることができるでしょう。

 

●トイレ・洗面室

狭い空間こそ少し大胆な色柄を楽しんでみるのも一つです。範囲が狭いので貼替えも容易ですし、特にトイレは意外とじっくり壁を眺める時間がある為、少し奮発した壁紙で高級感や個性を演出してみるのも注文住宅の楽しみです。

 

最終判断はプロと相談を

今回ご紹介したように、壁紙にはさまざまな種類があります。その中から最適な壁紙を選択することは簡単ではありません。そういった意味でも、壁紙の色・柄の選択は自分の好みを優先しつつも、その種類によって費用や付加的効果が異なることがあるので、総合的にその場所に適した壁紙であるかプロに相談しましょう。また壁紙選びの段階では、サンプルを必ず見て質感やイメージを確認してください。

 

もし横浜、町田エリアで注文住宅をご検討中で壁紙についてもじっくりと検討したい方は、ぜひ一度「マルビシ」までお気軽にお問合わせください。