vol.9 「2×4(ツーバイフォー)工法」とは?戸建てを検討するなら知って得する工法

注文住宅のイロハ

2018年2月22日

前回のコラムでは、木造建築のメリットをご紹介しましたが、木造建築を検討するうえで外せない工法があります。これから戸建てを検討しようという段階において、価格や間取り、どこに建てるかなどはもちろん、どういった工法で建てるのかも検討されている方は多いのではないでしょうか? 耐震性、耐火性以外にも将来的なリフォームなどのしやすさを視野に入れて検討しておくことは、戸建てを建てるうえで重要なポイントになります。そこで今回は、知っておきたい木造建築の工法のひとつ、2×4工法についてご紹介します。

「2x4(ツーバイフォー)工法」とは?

日本の一般的な木造住宅の建築工法は、大きく2つに分けられます。一つは在来工法と呼ばれる木造軸組工法。もう一つが2×4工法と呼ばれる木造枠組壁工法で、使用する角材のサイズが2インチ×4インチであることから2×4(ツーバイフォー)工法と呼ばれています。

 

2×4工法は、元々はアメリカの西部開拓時代に広まった工法で、具体的には木材の枠組みに構造用パネルを打ち付けた壁、床、天井、屋根部分を組み合わせ6面体の箱状に一体化させる構造(モノコック構造)になっています。これはスペースシャトルや新幹線にも採用されており、外力を1点に集中させず、面で受け、力を分散させることで構造の耐力を高めるシステムです。これに対して木造軸組工法は、柱や梁などを点で結合する為、構造の角(カド)に外力の負担が集中し、筋違が折れる、又は金物が外れてしまう等の事例がありますが、近年では在来工法も構造用パネルで補強するなど、構造が2×4工法に近づいてきています。

 

信頼性が高い建築工法

2×4工法が普及した理由のひとつに、品質のムラが少ないという点があげられます。2×4工法は、構造材やくぎ、金物のサイズ、使用方法、そして使用箇所から施工の手順までこと細かに規定されており、枠組壁工法住宅工事仕様書(監修:住宅金融支援機構)などでマニュアル化されています。つまり、施工者の技量に左右されることなく、どの住宅にも均一な品質と性能を実現できるように徹底されているのです。そして現在、アメリカやカナダの木造住宅の約90%がこの2×4工法であること、さらに日本においてもここ30年で2×4工法で建設された住宅が3倍近く増えていることからも、その信頼性がいかに高いかが伺えます。

「2x4(ツーバイフォー)」のここがすごい!

日本国内における2×4工法のもっとも大きなメリットは、特別な装置を用いずとも、耐震性・気密性に大変優れている基本性能をもっている点です。先述のとおり、6面体で施工される2×4工法は、壁、床などが一体化した面で構成されているため隙間がほとんどなく、気密性・断熱性が非常に高く、また、地震による揺れなどを1点に集中させることなく分散させてくれる為、構造体が壊れにくい特性を持っています。実際、1995年に起きた阪神・淡路大震災や2011年に起きた東日本大震災などにおいても、2×4工法で建てられた多くの住宅が継続して居住できる状態でした。

さらに、木造住宅でありながら高い防火性をもつことから、ツーバイフォー住宅は省令準耐火構造に適合させることが可能です。この場合、火災保険料を安く計算でき、在来工法の約半額にすることもできます。

「2x4(ツーバイフォー)」は間取りに注意?

2×4工法は優れた耐震性、耐火性、高気密・高断熱を有する工法ですが、それらを実現する為には厳しい設計基準に沿った間取りにする必要があります。それを無視して、ただ2X4材を使っただけの木造住宅をツーバイフォー住宅とする会社も少なくないため注意が必要です。厳しい設計基準があるため、在来工法に比べて間取りの自由度が多少損なわれる事があるかもしれませんが、決して大開口の窓が造れない、又は将来リノベーションがしにくいわけではありません。正しく2X4工法を理解している設計士に相談する事で、多くの不安や問題は解消することができるでしょう。2X4工法の優れた基本性能を活かしつつ、自由度の高い設計をお望みの方は、2X4住宅専門の業者に相談する事をお勧めします。

注文住宅をご検討中の方は、横浜、町田エリアで2×4工法での建築実績8000件以上の、株式会社マルビシまでお気軽にお問い合わせ下さい。