vol.40 注文住宅のビンテージテイストの取り入れ方――「NYスタイル(ブルックリンスタイル)」のデザインガイド

ワンランク上の暮らしを

2018年11月2日

自分の家を建てるなら、都会的でスタイリッシュなインテリアを望まれる方は少なくないのではないでしょうか。その中でも人気なのが直線的でシャープ、モノトーンでメリハリある内装「モダン」。ワンランク上の質感を引き出す「ビンテージ」。この2つが介在する、ニューヨークスタイルです。そこで今回はこのニューヨークスタイルのデザインポイントについてご紹介します。

 

憧れの海外ドラマの世界をマイホームに取り入れる

古くから根強い人気を持つ海外ドラマ。最近ではHuluやNetflix、Amazonプライム・ビデオなど定額見放題のサービスが増えたことで、以前にも増して海外ドラマを気軽に楽しめるようになっています。

 

そして海外ドラマの中でも、主人公やその仲間が住む家のインテリアに注目されているかたも多いのではないでしょうか。特にアメリカのドラマに出てくるインテリアは、シンプルさが特徴であるからこそ、自分の生活の中に取り入れるにはセンスが求められます。ニューヨークは地価が高く、狭小地が多いため、実は日本の住宅事情と似通った住宅事情をもっています。狭い空間でも、工夫ひとつでニューヨークスタイルを取り入れることも決して夢ではないのです。

 

ニューヨークスタイルの基本は シンプルモダンとビンテージ

ニューヨークスタイルの基本の色は「白」と「黒」です。モノトーンをベースに、ビンテージな深みのある素材と、絵画などのアートスティックなアイテムを合わせると都会的な雰囲気を醸しだします。

 

注文住宅でニューヨークスタイルを取り入れるには、注文住宅だからこそできる「窓」のデザイン・「壁の色/材質」・「床材」を中心に、具体的なイメージに近い「空間づくり」をまず始めましょう。

具体的には、壁はトレンドカラーのグレーかシンプルにホワイトでまとめ、タイルやレンガを使用してアクセントを加えるのが良いでしょう。 床はビンテージ感のある深みのある材質がステキです。無垢や古材っぽい雰囲気のある床材があれば、ぐっと雰囲気が引き立ちます。

また、キッチンはカフェのオープンキッチンスタイルを意識して、厨房っぽさが出るステンレスの天板や、インパクトのある大きめのペンダントライトを吊るすことでインテリアのアクセントになります。

 

また、欧米は就寝前のプライベートな時間を大切にするため、ベッドの両側それぞれにサイドテーブルとナイトスタンドを置くといった風習があります。アンティーク調ナイトスタンドやサイドテーブルは、寝室に取り入れやすいインテリアの一つです。空間づくり+小物使いで上手にニューヨークスタイルを創っていきましょう。

 

注意点としては、「シンプル」であることを心がけることです。お気に入りのアンティーク小物を沢山飾りすぎてしまうと、部屋の中がゴテゴテしてしまい、スタイリッシュさが損なわれてしまいます。厳選した家具を主役に据えて、それを引き立てる小物を配するようにし、色味もできれば3色以内に抑えることがポイントです。

 

ニューヨークスタイルの中でも特に注目を浴びるブルックリンスタイルとは?

ご存知のかたも多いと思いますが、ブルックリンとは、ニューヨーク州5区の一つで、倉庫や古いアパートが立ち並ぶ街です。また少し前からはアーティストやデザイナーが移り住み、古い倉庫を使ってカフェやギャラリーをつくるようになり、そのデザインを模したブルックリンスタイルが注目を浴びるようになっています。

 

ブルックリンスタイルはレンガ造りの古いアパートが多いことから、レンガや鉄を使った装飾やダークカラー、スモークカラーをベースに少し男性的で無骨なインテリアをアクセントとしています。そのためモノトーンがベースの、どちらかというとスタイリッシュなニューヨークスタイルとは異なります。

 

注文住宅でブルックリンスタイルを取入れる場合、ニューヨークスタイルと同様、まずは「窓」のデザイン・「壁の色/材質」・「床材」を中心に、具体的なイメージに近い「空間づくり」を始めましょう。

 

具体的には、窓枠はブラックで工業的なイメージを演出。壁はレンガをアクセントに、床はモルタル仕上げなどが雰囲気を上げます。 その上にラグなどを組み合わせてヌメ皮のアンティークなソファなどを組み合わせるのが王道です。

アクセントとしておすすめしたいのが観葉植物です。あまり無骨な雰囲気ばかりが先行すると、住まいとしての居心地の良さが損なわれてしまいますが、観葉植物のグリーンをプラスすることで空間に優しさが加わります。

 

イメージをより具体的にすることが○○スタイル実現のポイント

ブルックリンスタイルを筆頭に、カリフォルニアスタイルやフレンチスタイルなど、○○風スタイルの住宅を建てたい!といった地名インテリアのリクエストが近年増えてきました。

小物や家具でそれらしい空間づくりもできますが、注文住宅で○○スタイルを実現する最大のポイントは、建物そのもので○○スタイルがマッチするより本格的な空間演出ができるということです。

 

打合せの際には可能な限り具体的な完成イメージを設計士や建築家に伝えましょう。ベースになるカラー、設置したい家具やインテリア小物の実物の写真などを交えて打ち合わせすることで、建築家とイメージを共有できるようになります。そのうえで、注文住宅だからこそできる構造に関わる箇所、窓の色や大きさや位置、床や壁材にこだわることでより本格的な空間演出ができます。

 

また、より本格的なブルックリンスタイルをつくるために、建具や床材に古材を使いたくなるかもしれません。しかし古材は耐久性・清掃性・安全性の面で日常生活に向かない場合が多々あります。 最近では各建材メーカーがヴィンテージスタイルに合う建具や床材を新建材で豊富なラインナップをそろえているので、内装は可能な限り新建材を採用し、ビンテージ家具や小物、照明器具やボタニカルなアイテムなどを使用して、テイストに深みを増すのがおススメです。

 

もし横浜、町田エリアで注文住宅をご検討中でニューヨーク(ブルックリン)スタイルに興味があるという方は、ぜひ一度「マルビシ」までお気軽にお問合わせください。