vol.39 注文住宅で建築家に丸投げはNG!デザイン重視で住みづらい家の失敗例

家族にやさしい家づくり

2018年10月23日

注文住宅のメリットである自由な生活空間の設計、間取りの工夫。しかし建築家のデザインがいかによくても、実際に住む人にとって必ずしも快適な住宅になるわけではありません。あとから「本当はパントリーがほしかった」「洗濯スペースとキッチンの動線をもっとよくしたかった」などと後悔してしまうこともあるかもしれません。そこで今回は、住みづらい家にしないためにはどうすればよいのか、その重要なポイントをご紹介します。

 

デザインの良い家=住みやすい家ではありません

映画やドラマに登場するような家に憧れ、オシャレな家に住みたいと思うかたは多いかもしれません。しかし気をつけなければならない点があります。それはオシャレな家が住みやすい家であるとは限らないということです。

 

当然のことではありますが、映画やドラマに登場する家は観客や視聴者に見せるための家であり、住むための家ではありません。基本的にデザインのみを重視したつくりになってしまい、住みやすさはあまり考慮されていないといってよいでしょう。もちろんそうした家に憧れること自体は悪いことではありませんが、実際に自分の家を建てるとなれば、切り離して考える必要があります。

 

住みにくい家ができてしまう最大の理由は 建築家との打ち合わせ不足

建築家はプロだから余計な口出しをせず、理想だけを伝えておけば後は上手くやってくれるだろう。そうした考えで家をつくると高い確率で住みづらい家ができてしまいます。なぜなら住みやすい家の概念は、基本のセオリーはあるものの、住まう人によって千差万別だからです。

 

依頼主の想いや意図が正確に伝わらなければ、住みやすい理想の家を手に入れることはできません。建築家に丸投げしてしまうことで具体的には次のような失敗が起こりやすくなります。

 

  • デザインと使い勝手が相違してしまう

 

デザインを重視するあまり、実際に暮らしてみると生活動線が悪い、収納スペースが足りない、コンセントが少ない、部屋によって日照バランスが悪いといったことも起こりえます。

実際に住む施主の生活に必要なモノ・コトはきちんと設計に反映してもらいましょう。

 

  • 実際の住み心地に難あり

 

デザイン的に開放的なのはよかったが、大きな吹抜けがあったり仕切りの壁が極端になかったことで空調の費用が高額になった。 トイレ・バス・洗面が1部屋になっていることで長時間トイレが使えない、といった意見も。実際に住んだ時をなるべく具体的にイメージし、反映してもらうようにしましょう。

 

  • 理想はかなったが 予算を大幅にオーバーしてしまう

 

自分が伝えた理想を全て取り入れてもらったのはよいが、当初の予算を大幅にオーバーして初期設計からやり直しに・・・なんてことも。建築家は要望に応えるのがメインの仕事であり、予算は二の次です。予算を重視する場合は、その旨を初期段階で建築家へ直接伝えるとよいでしょう。

 

住みやすい家の実現には打ち合わせが不可欠

少しでも住みやすい家にするためには、建築家との入念な打ち合わせがもっとも重要です。素人が口出ししてはいけないと思う必要はありません。これから何年も自分が住む家ですから、要望や意見は洗いざらい伝えるようにします。そのうえで予算と合わない部分や改善点などをプロに提案してもらうとよいでしょう。予算とデザインの折り合いをつけるには、例えば次のような回避策があります。

 

  • 窓が規格外なので、窓自体やカーテン代が高額になる

→デザイン的に重要でない場所は既成サイズを上手に取り入れる。

 

 

  • 天井が高すぎて電球が変えられない

 

→LEDライトだからと言ってメンテナンスが不要なわけではありません。メンテナンスも考慮してブラケットなどの採用を考慮しましょう。

 

  • オーダーメイドの響きは良いが、思わぬところでコストアップ

 

→既製品ではないので製品に保証がない。又は、耐久性に疑問がある場合も。既製品はコストパフォーマンスが良く品質が安定しているものが多いので、建具や水回りなど故障の多い部材はデザイン性が許す限り既製品の採用がおススメです。

 

このように、デザインを重視しつつも機能を損なわない設計になるよう、とことん話し合うことが、スタイリッシュでありながらも住みやすい家をつくるポイントです。

 

デメリットもしっかりと話してくれる建築家の選択を

特に注文住宅は依頼主と建築家が二人三脚でつくっていくものです。どちらか一方だけの意見だけでつくった家は、高い確率で住みにくい家になるといってよいでしょう。そうならないためには、メリットだけでなく、デメリットもしっかり話してくれる建築家・業者を探すことが重要です。そのうえで欲しい機能や動線の優先順位を伝える、過去の失敗例や事例を聞いておくといった入念な打ち合わせを重ねることが、理想と住みやすさを兼ね備えた家をつくる第一歩となります。

 

もし横浜、町田エリアで注文住宅をご検討中でデザインにもこだわりたいという方は、ぜひ一度「マルビシ」までお気軽にお問合わせください。