vol.38 新築するなら知っておきたい火災保険の種類――M構造・T構造・H構造って?

土地・お金のコト

2018年10月16日

建物にはM構造・T構造・H構造と構造等級が3段階に分かれていることをご存知でしょうか? 家を建てたらまず火災保険に入られると思いますが、火災保険料は保険の種類に加え住宅の構造等級によって異なります。火災保険料は、その家に住み続ける限り支払うことになるでしょうし、できれば抑えたいものですよね。そのためにも、保険加入を見越して建物の構造を正しく把握しておきましょう。今回は、構造等級による火災保険料の違いについてご紹介します。

 

等級別 構造の違いとは?

火災保険料金を決める一つの要素ともなる構造等級。冒頭で3段階に分かれているとご紹介しましたが、違いは建物の防火上の性能で、具体的には次の通りです。

●M構造(マンション構造) 

共同住宅で、柱がコンクリート造、コンクリートブロック造、れんが造、石造のもの。もしくは耐火建築物。

●T構造(耐火構造) 

共同住宅か一戸建てで、柱がコンクリート造、コンクリートブロック造、れんが造、石造、鉄骨造のもの。 もしくは耐火建築物、準耐火建築物、省令準耐火建物のいずれか。

●H構造(非耐火構造) 

共同住宅か一戸建てで、柱が木造であり、かつM構造・T構造に該当しないもの。

火災保険料がもっとも安いのは、火災リスクが最も低いM構造、次にT構造、そして火災保険料が一番高いのは、最も火災リスクが高いH構造となります。

 

木造の2×4住宅が T構造(耐火構造)に分類される理由

前項でもご紹介したように、一般的に木造住宅はH構造となり火災保険料が最も高くなります。しかし2×4住宅は木造住宅でありながら、「簡易耐火構造に準ずる構造」=省令準耐火構造に合致するため、T構造に分類されます。一般的にT構造はH構造に比べ、火災保険料が約半額に抑えられます。火災保険の1回の最長加入期間は10年で、その後建物が存続する限り更新が必要になるので、一度払ってしまえば終わりというわけではありません。2×4住宅にすることで、長期に渡って火災保険にかかるコストを抑えることができるのです。

 

もちろん2×4住宅以外の木造住宅であっても、省令準耐火建物に適合させることは可能です。しかし在来工法では、多くの場合特別な設計・施工が必要になり、その分コストも割高になってしまいます。

 

2×4住宅は、床壁天井が一体となった箱型の構造を組み合わせた基本設計で、火の通り道となる床や天井の梁周りが塞がり、更に内側を石膏ボードで覆うため、いわゆる防火区画が完成します。これは2×4独自の効果で「ファイヤーストップ構造」と呼ばれています。また、火災時には石膏ボードに含まれる結晶水が、すべて熱分解して水蒸気となり放出されることで、約20分もの間、温度の上昇を抑える効果があります。これにより、出火元から上階や隣室に火が燃え広がるのを遅らせることが可能で、万が一火災に見舞われたとしても、初期消火や避難する時間を確保しやすい構造なのです。

 

詳しくはマルビシ2x4「基本性能」内 「耐火性」(http://www.marubishi-2×4.co.jp/tp2x4/)をご参照下さい。

 

火災に強い2×4住宅なら「マルビシ」へ

総務省が2017年7月に公開した2016年1年間の総出火件数は36,831件。そしてこの中で建物火災は20,991件となっています。総出火件数は、過去10年で徐々に減少してはいますが、それでもまだ毎年2万件以上の火災が発生し、住宅火災による死者数も800~1,000人と決して少ない数字ではありません。

 

一番重要なことは火災を発生させないことですが、放火やもらい火など自分がどんなに気をつけていても火災の被害者になってしまうことは十分に考えられます。

(※自宅が火災保険に加入していない場合、もらい火であっても出火元がオプションで隣家の保証を付けていない限り保険金は支払われません。多くの場合、自宅の保証には自分で入った火災保険が必要なのです)

火災保険のコストを抑えることももちろん重要ですが、万が一の際に命を第一に考えるのであれば、できる限り火災に強い家=「初期消火活動が可能で、かつ、避難する時間が確保しやすい住宅」であることが求められます。そういった意味でも家を建てる際は、火災に強い2×4住宅を選択肢に入れることをおすすめします。

 

もし横浜、町田エリアで注文住宅をご検討中で、火災に強い家をお探しの場合は、ぜひ一度「マルビシ」までお気軽にお問合わせください。