vol.35 注文住宅の庭と屋上の選び方、それぞれのメリット・デメリット

家族にやさしい家づくり

2018年9月20日

注文住宅の検討段階において、庭や屋上のある家に憧れるかたは多いのではないでしょうか。友人を呼んでバーベキューをしたり、家庭菜園をつくったり、ハンモックやデッキチェアを置いてのんびり過ごしたりといった暮らしを想像すると夢が広がります。そこで今回は注文住宅に庭や屋上を設けることのメリット、デメリットやケース別の選び方についてご紹介します。

 

屋上のメリット、デメリット

注文住宅で屋上をつくることの最大のメリットは、庭をつくる広さがない場合でも、庭と同様の場所をつくれるという点です。また立地にもよりますが、庭よりも高い位置に設置できるため、景観の良さや人目を気にしないプライベートな空間をつくり出すことができます。天気の良い夜に星空を眺めながらお酒を楽しむというのも、屋上ならではの楽しみ方といえるでしょう。

 

これに対し屋上をつくることのデメリットは、屋根に比べ施工費用が高額なうえ、メンテンナンスの頻度も屋根と比較すると頻繁に必要であることです。仮に約8帖ほどのスペースの屋上を施工した場合、2階から屋上に上る階段と搭屋(屋上に上がる出入口)をつくり、床材はタイルやFRP防水(バルコニーと同様の仕上)に変更になるので予算は80~100万円ほど上がります。また外壁面積も増えるため、仕上げの材料だけで屋根として仕上げるよりも3倍以上施工費が高くなってしまうのです。

 

またメンテナンスにおいても、屋根材は汚れを気にせず、耐久性だけで見れば20年~位はメンテナンス不要です。しかし屋上にした場合屋根材に比べ屋上の防水面は傷みやすく、防水メンテナンスは最長でも13年を目安に行わなければなりません(これはバルコニーの防水も同様です)。その分メンテナンスの回数も増え、屋根のままにしておくことに比べ、初期投資も維持費も圧倒的に高い費用が必要となります。

 

庭をつくることのメリットとデメリット

庭を持つことの最大のメリットは、道路や隣家と多少なりとも間隔を空けられ精神的に余裕が持てることでしょう。 さらに庭につながる開口部分を広くしても屋内のプライバシーを保ちつつ、すがすがしい眺めを手に入れることができるのは、都心部に住む誰もがもつ憧れではないでしょうか。ほかにも建物のテイストに合わせてイングリッシュガーデン風にしたり、石庭風の演出をして日本庭園風にしてみたり、建物の外観を彩る楽しみ方ができる事もメリットといえるでしょう。

 

次に庭を持つことのデメリットですが、まず一つめはより厳重な防犯対策が必要になることです。特に高い塀などに囲まれた庭は、外部から中の様子が見えづらく、侵入者の発見を遅らせてしまいます。防犯ライトや防犯ガラス、警報装置の設置などで対策する事をおすすめします。

 

二つめは、住宅密集地ではよほど大きな庭でない限り、隣家から庭が丸見えになるケースが多い点。バーベキューをしたり、日光浴をしたりする際にはニオイや目線への配慮が必要です。また、梅雨を過ぎたら芝生はこまめに雑草を抜かないとすぐに荒れてしまうため、週に1回は手入れが必要です。テラス(土間)やレンガ敷きといった、雑草の生えづらい環境を併用する、手入れのしやすい庭づくりをすることがステキな庭を保つ秘訣です。

 

立地条件と敷地の広さに合わせて、屋上か庭か、最適な選択を

屋上と庭のどちらが良いかは、敷地の条件や広さによって向き不向きがあるため一概には言えません。都心部で土地が狭いなら屋上、郊外で土地に余裕があるなら庭といった形で、環境に適した空間活用を考えるとよいでしょう。おすすめは、土地の検討段階から建築のプロに相談することです。ご自身の理想的な住まい方や予算についても相談に乗ってくれ、適切なアドバイスをしてくれるような、信頼できる施工会社を見つけましょう。

 

屋上と庭、双方のメリットとデメリットをご紹介しました。どちらにも多くのメリットはありますが、それに伴ったデメリットも少なくありません。特にどちらを選択するにしてもメンテナンスの費用と頻度には注意が必要です。もし横浜、町田エリアに注文住宅をご検討中で、屋上や庭についてご相談がある方は、ぜひ一度「マルビシ」までお気軽にお問合わせください。