vol.3 優良工務店(施工業者)に出会うためのアドバイス

家族にやさしい家づくり

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注文住宅を建てる際、どこに頼めばいいのでしょうか。一口に家を建てるといっても工務店、ハウスメーカー、設計事務所など、初めての方にとっては何が違うのかおわかりにならないかもしれません。そこで今回は、工務店、ハウスメーカー、設計事務所の違い、またそれぞれの特徴や注文住宅を依頼するのであればどこに頼むのがよいのかなど、選択のポイントについてご紹介します。

工務店・ハウスメーカー・設計事務所の違い

では具体的に工務店、ハウスメーカー、設計事務所、それぞれの特徴、メリット・デメリット(注意点)についてご説明します。

工務店の特徴、メリット・デメリット

工務店の特徴は、ほとんどが地域密着型で支店を持たず小規模経営であることや、自社で受注から施工まで一貫して行うことが多いことなどが挙げられます。そして工務店のメリットは、大手住宅メーカーと異なり、選択できる仕様が幅広いなど、施主の希望やこだわりに合った提案を比較的リーズナブルに実現してくれる点、そして、地域密着型であれば検討段階から完成した後にわたって親身な対応を期待できる点でしょう。

これに対してデメリットは、多くが規格型住宅(ある程度設計パターンに決まりがある商品=工場生産)を持たないため完成までに時間がかかってしまうことがある点や、積極的に情報を発信していない工務店も多く、ほとんどがモデルハウスも所有していないので会社の情報収集が難しく安心感が得られづらいといった点が挙げられます。

ハウスメーカーの特徴、メリット・デメリット

テレビCMなどでよく見かける住宅メーカーや住宅展示場に出展している規模の会社を指します(社名に「工務店」と入っているのは、あまり関係ありません)。一般的には全国展開をしている住宅会社をハウスメーカーと考えてよいでしょう。その中でも一流ハウスメーカーとして、住友林業・積水ハウス・三井ホーム・ヘーベルハウスなどが挙げられ、その下に中堅ハウスメーカーが存在します(※)。
※住友不動産や積水ハイムなど、同じグループであっても造っている建物は全くの別物ですので、ハウスメーカー名はしっかり区別して検討しましょう。

ハウスメーカーの特徴は、独自に技術開発を行い、オリジナル工法の強みを打ち出し差別化を図っている点です。それとは別に、安さを売りにする多売型ハウスメーカーもあります。また、多くの場合は受注した住宅は提携している工務店が施工を請け負っています。

ハウスメーカーのメリットは、各地の住宅展示場で実際に建物を見て打ち合わせができたり、テレビCMや広告宣伝による情報量が多いので安心感が得られやすい点と、大手が多いため、倒産のリスクが少ない点が挙げられます。

一方デメリットは、規格型住宅のため設計の自由度が制限されてしまったり、完全自由設計にする場合にはさらに予算が必要である場合が多く、同じ間取りや仕様であっても工務店に比べると高額になる点などが挙げられます。

設計事務所の特徴、メリット・デメリット

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その名の通り、設計に特化した事務所で、設計から施工管理までを請け負い、施工自体は提携している工務店が行うのが一般的です。

設計事務所に依頼するメリットは、変形地や狭小地などといった土地であっても柔軟に対応してくれる点、建築家が施主の理想やこだわりに合ったデザインをスタイリッシュに表現してくれる期待値が高い点です。

デメリットは施工費用、設計料のほかに、監理料などもかかり、さらにデザイン性を優先した結果、既製品を使用しないことも多いため、意図しないところでトータルコストが高くなりがちです。また、事務所によっては設計契約と施工契約を分けている場合もあり、その場合建物引き渡し後に瑕疵(かし)や問題があった際の責任の所在がはっきりとせず、問題解決が長引いてしまう場合もあります。

工務店を選択する際のチェックポイント

ここまでご説明したように、それぞれに特徴やメリット、デメリットがあります。しかし総合的に見て、お得に注文住宅を建てるのであれば工務店だ!と思った方に、良い工務店を選択するための5つのポイントをご提案します。

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Point1.得意分野がある

例えば自然素材住宅、二世帯住宅、狭小住宅、地下車庫などといった特異な設計を多く手掛けている会社。または特定の工法(在来工法、2×4、RC・鉄筋コンクリート造など)を専門的に扱っている会社は、それだけ専門的な知識や経験を有していることになります。実は、“なんでもできる“は一番怪しいワードです。ご自身の建てたい家に合った得意分野を持つ会社を選ぶと良いと思います。

Point2.地域密着型の老舗工務店

地域に密着しているということは、それだけ地元に数多くの施工実績があるということ。トラブルが多ければすぐに悪い評判が広がり、会社を長く続けることはできません。そのため、地域密着型で社歴の永い施工会社は評判を落とさない良い仕事を続けている証ともいえるので、安心しておまかせできるでしょう。

Point3.意思の疎通が無理なくできる

多くの方にとって家を建てるというのは初めての経験です。期待と同時に多くの不安を抱えていることと思います。そうした施主の不安、疑問をしっかりと受け止め、レスポンス良く明確な回答や提案をしてくれるなど、意思の疎通が無理なくできる会社(担当者)であることは、ストレスなく良い家をつくるのに不可欠な要素です。

Point4.相見積もりを取る

相見積もりを取ることで、価格面だけではなく、それぞれの工務店の強み、弱みも見えてきます。1社だけでは判断ができませんので必ず相見積もりを取って比較することが、良い工務店を選ぶポイントです。

実際に会って話してみることが良い工務店を選ぶ最大のポイント

良い工務店を選ぶには、とにかく直接会ってみて、気になることをどんどんと聞いてみることをおすすめします。そうすることで、親身になってくれるかどうかがわかると同時に自分との相性も見えてきます。ネットや人づての情報も大事ですが、最終的には自身の目で判断するようにしましょう。横浜、町田エリアで注文住宅をご検討中の方は、ぜひ一度、2×4工法(ツーバイフォー工法)による注文住宅8,000棟の施工実績を持つ横浜の「株式会社マルビシ」までお気軽にお問い合わせ下さい。

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