vol.28 新築時に考えたい、洋風建築に「和」を取り入れる、和モダン5つのヒント

ワンランク上の暮らしを

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現在、マンションや分譲住宅では、洋室やフローリングの部屋が大半を占めるようになり、和室の数が減少しています。和室が減少している理由はひとつではありませんが、日本人としてせっかく自分たちの理想を叶えられる注文住宅を建てるのであれば、心が落ち着く和室や和のテイストも取り入れたいと思う方もたくさんいらっしゃるでしょう。そこで今回は、洋風建築の家であっても上手に和を取り入れることのできる「和モダン」5つのヒントについてご紹介します。

 

和テイストを取り入れることのメリット

生活様式の変化もあり、洋室やフローリングのみの家が増えています。また洋風建築で一部屋だけ和室にしようとすると、そこだけ施工が異なることから、手間やコストがかかってしまうといったことも、和室が減っていることの理由のひとつといえます。しかし減っているとはいえ、和室や和テイストの部屋を取り入れることのメリットは少なくありません。

 

洋風建築であっても和室、和テイストを取り入れることのメリット、一つめは和室や和テイストがあることで心が落ち着く効果があることです。日本人であるということもありますが、畳の原料であるイグサが持つ成分「フィトンチッド」が、森林浴と同様の効果を発揮することも、心を落ち着かせる要因の一つです。

 

イグサはほかにも、抗菌作用や温度・湿度をコントロールする機能もあり、歩いても、横になっても快適な肌触りを実感できます。精神的な落ち着きだけではなく、快適な空間をつくり出すことができるのも、和室、和テイストを取り入れるメリットといえます。

 

和テイストを取り入れた、和モダン5つのヒントとは?

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それでは具体的に和のテイストを取り入れ、和モダンの部屋を実現するための5つのヒントをご紹介します。

 

1、和風な素材・色を取り入れて 和モダンな雰囲気をつくる

和紙やタタミ、伝統的な色合い(低彩色の藍色や鶯色など)のクロスを採用するなど、素材と色合いを工夫してインテリアに取り入れてみましょう。 またカーテンやロールスクリーンを和紙素材のプリーツスクリーンにしたり、和柄をモチーフにしたものを採用したりするのもおすすめです。 外観が洋風だからといって、内装もすべて洋風にする必要はありません。例えば外観は近代的な建物でも、内装は和室、和テイストをメインとしている旅館などもよくあります。

 

2、さりげなくタタミを取り入れる

床はフローリングをメインとしつつも、リビングの一角を畳コーナーにしても違和感なくまとまります。フローリングに直接寝転がりたくはないけど、畳の上ならいい……なんて思うのは日本人特有の感覚かもしれませんが、やはり畳の感触は落ち着きます。 しかも和室を別室に造作するよりも手間やコストをかけずに、和テイストを取入れることができるのも魅力です。

 

3、洋風テイストを取入れた和室

和室の収納内部や床の間の天井などを花柄クロスにするなど、洋風のデザインで遊び心をプラスするのもオシャレな演出方法です。和室は元々自然素材の集合なので、木や花など自然界にあるボタニカル柄との相性が良いです。2020年東京オリンピックのシンボルマークにも採用された伝統柄 市松模様に似せた幾何学模様もおすすめです。

 

4、メインダイニングに掘りこたつを採用

椅子に腰かけるように座れるため疲れませんし、夏はコタツ布団を外せばよいだけです。洋室であっても違和感なく、家族団らんの中心となります。家族がくつろぐダイニングテーブルを、思い切って掘りこたつにするのはどうでしょう。小上りのタタミコーナーを造り、掘りこたつを造作します。(一般的には造作はせず、既製品であるPanasonicの“畳が丘”が広く採用されています。)椅子に腰かけるように座れるため疲れませんし、夏はコタツ布団を外せばよいだけです。洋室であっても違和感なく、家族団らんの中心となります。

 

5、インテリアとして和アイテムを取入れる

和風建築でよく見られる格子建具を部屋の仕切りに採用したり、欄間をインテリアとして採用するのも一つです。固定概念に縛られず、和ダンスや和風の飾り棚に壺や流行の盆栽を飾って洋室のインテリアとして取り入れてみましょう。 失敗しない方法としては、部屋全体で多色づかいせず、色調に統一感を持たせると和と洋の融合が違和感なく演出できるでしょう。

 

日本人だからこそ取り入れたい和のテイスト

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洋風建築で注文住宅をつくりたいと考えている段階では、和室をつくるか否か位の選択肢だけを考えている方が多いでしょう。しかし近年癒しの空間として和室 又は 和テイストは世界のインテリアデザインとして脚光を浴びています。改めて和室や和テイストがもつ癒しや安らぎの効果を見直して取り入れてみるのはいかがでしょうか。

 

家が建ってから畳を採用するには床の高さが変わったり、その他のインテリアと融合させるのが難しかったりと、イメージ通りにするのは容易ではありません。せっかくの注文住宅ですから、ご家族の嗜好に合った「和」を取り込んでみてはいかがでしょうか?イメージがわかないけどアイディアが欲しい場合は専門家に相談することをおすすめします。横浜、町田エリアで和モダンを取り入れた注文住宅をご検討中の方は、ぜひ一度「マルビシ」までお気軽にお問い合わせ下さい。

 

 

 

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