vol.23 快適な暮らしを支える立役者、「窓」のプランニング3つのポイント

家族にやさしい家づくり

2018年6月21日

 

快適な暮らしを実現するために、間取りや動線、インテリアの配置に重きを置き、設計を詰めていく方は多いでしょう。しかし、忘れてはならないのが「窓」の存在です。大きな窓を壁に設置して室内にいっぱいの光を取り込む、天窓を付けて効果的に明るい空間をつくる、なるべく対角線上に窓を設置し自然に空気が流れるようにするなど、窓は家の中の印象を大きく変えるカギとなっています。では窓の配置などをプランニングする場合、どのような点を検討すべきなのでしょうか。今回は注文住宅を考える際の採光、風通し、デザインの3つのポイントについて紹介します。

 

家の中で窓が果たす役割とは?

そもそも建築基準法において、窓のない部屋は居室とは認められていません。窓がない部屋、それは納戸やサービスルームといった扱いになります。そしてどんな大きさでも窓があればいいわけではありません。採光は床面積の7分の1以上、通気は20分の1以上の窓面積を確保しなければならないといった細かい規制もあります。これらを踏まえたうえで、窓の役割について考えてみましょう。

 

一口に窓といってもその役割は多彩です。

▼住み心地に直結する役割

・「採光」

・「換気」(風通し)

▼付加価値としての役割

・「眺望」

・「デザイン」

これだけ見ても、窓の役割が果たす重要性がおわかりいただけると思います。窓は、あらゆる意味で、快適な暮らしを実現するためになくてはならない存在なのです。

 

窓が果たす役割、住み心地に直結する3つのポイント

前項でご紹介した窓が果たす主な役割のうち、注文住宅の一番のポイントとなる「採光」「換気」「デザイン」の3つについて詳しくご紹介します。

採光

前述のとおり、採光に必要な窓の大きさは建築基準法で床面積の7分の1以上とされています。さらに窓から隣地境界線までの距離や、開口部から軒先までの距離など様々な要因でその条件が変わる為、必ずしも一律に7分の1以上というわけではありません。

 

また、法的な採光基準では方角を定めていないため、基準をクリアしたからといって明るく快適な空間になるわけではありません。通常、南向きに掃き出し窓などの大きな窓を設置することで室内へ多くの日光を取り込めるようにしますが、道路に面している、南側に他の家や建物がせまっている場合などは、プライバシー保護を考えると大きな窓を設置する条件に向かない場合があります。その場合は曇りガラスの採用や、大きな窓ではく小型の窓を多用するなどの工夫を検討してみてください。

また、西向きに大きな窓を設置すると、夏場の夕方は西日が強すぎる事があります。こういったケースでは、高窓や地窓を活用し、目線に日光が直接入らない高さに窓を設置すると良いでしょう。

 

換気 (風通し)

部屋の中の風通しをよくするための最大のポイントは、一部屋に2つ窓を設置することです。一部屋に1つしか窓がないと、部屋の中に入った風がうまく循環できません。2つの窓を設置する場所は、基本的に対角線上に設置するとより効率的です。どうしても1面しか窓を設置できない場合は、縦すべり出し窓を2つ並べて設置し、全開した時に窓が外側で中央に合唱するカタチにします。そうすると窓が風をキャッチして室内へ空気を送り込み、逆の窓から押し出される風の流れができます。各サッシメーカーで近年推奨される効率的な換気方法の一つなので、是非実践してみてください。

窓を多用できない場合は、ドアを開け廊下の窓から風が抜けるよう工夫するのも一つです。

 

また、最近はロフトなど屋根に近い場所に部屋をつくるケースが増えています。暖かい空気は高所に滞留するので、高所に開閉できる小窓を設置すると、下階の他の窓から吹き抜けるように風が通り家全体の快適性も上がります。

 

デザイン

窓のデザインというと、窓自体の形のことと思われるかもしれません。もちろん窓自体のデザインも重要ですが、ここでいうデザインとは家の外観という意味でのデザインです。間取りを考えている時は気づきづらいかもしれませんが、窓の大きさ、配置は家の外観イメージに大きく影響します。

 

道路側から一番良く見える面は、家の顔になる面と考えましょう。 大きな引違窓ばかりが並ぶと、多少野暮ったく見えてしまいます。 窓を分割し表情をつくる事で、外観デザインがガラッと変わります。また、上下階の窓の位置が揃っていると更に見栄えがよくなりますので、間取りと一緒に窓の配置も考慮してみてください。

 

 

 

窓周辺の状況も考慮したうえでの設計を

採光、換気(風通し)、デザインの3つのポイントを押さえた窓の配置をすることで、家の快適性はぐんとアップします。

ただし窓を多用する、または規格外のサイズの窓を採用するとカーテン費用が予想以上に高くなってしまいます。こうした点も考慮して、しっかりと予算組をしておきましょう。

 

また窓の配置によってはエアコンが設置できない、家具が置けない、コンセントがつかないといったことも起こり得ますので、悩んだ時は専門家に相談することをおすすめします。横浜、町田エリアで注文住宅をご検討中の方は、ぜひ一度「マルビシ」までお気軽にお問い合わせください。